現状を精一杯生きながら、将来を見据える2軸の生き方 ~名著 両利きの経営を読んで ~
このタイトルをみて、そんなの当たり前だろう!と思う人がいるかもしれません。
そうなんです、当たり前なんです。
しかし、多くの40代・50代の方の多くは出来ていません。
サラリーマンのこの年代の人達は、少なくてもリーダーとして、大人数から小人数まで
チームをまとめている人が大半です。どうしても「今・この現実の課題・問題」に
向き合っていくことが使命になっており、問題解決に全力を注いでいます。
家に帰るころには、疲労感でいっぱいになり、何もしたくない状態に陥ります。
当然そうなれば、将来を見据える活動もおろそかになってしまいます。
そんなサラリーマンの方に向け、定年後に向けた準備することの重要性について
記載します。
参考にした名著「両利きの経営」
日本の企業はすでに成熟期に入っており、いかにイノベーションを起こし、
会社を成長させるかという内容でまとめられています。
事例として、日本の「Fフィルム」社と米国の「フィルム」メーカーの事例は、
非常に分かりやすく描かれています。
既存の事業をより深化させ、既存の事業に接する新しい領域を探索していくという
ある意味、我々サラリーマンの定年前の境遇に似た状態であると考えました。
会社での自分の立ち位置を客観視する
「私は現在、会社に勤務しているが、この会社で、どの程度の役職までいけるのか・・・」
そして私は本当に出世がしたいのか? それとも今の課長職のままでいいのか?など
現状の想いを纏めることが大切です。
50歳を超えてくると、現在のポジショニングからこの先、どういうポジションを歩むのかが
概ね見えてきます。
これ以上の出世が無理と思う場合はもちろん、この先出世をして、上り詰める場合も
今の仕事をより深化させ、同時に将来あるべき姿への探索することが必要です。
これが、定年後の状況を左右します。
今のキャリアを活かす
今までサラリーマンとして生きてきたノウハウを生かし、
若手の指導をしていくような起業を考えるのも一つの手です。
組織改革の経験、新商品開発のノウハウ、マーケティングスキルなど、
自身の得意分野を見出していく手段です。
そういう意味でも、現在の仕事をより深化させ、専門職として深く追求して
行くと同時に、この先の準備として、どのように起業できるのか?また副業から
始めてみよう等と準備を今から進めていくことが大切です。
得意分野・強みが無いとキャリア不足を感じる方
サラリーマンとして平凡に暮らしていると、謙遜してしまう場合があります。
実は、誰しもが「得意分野」を持っているし、「強み」も持っています。
要は、今、世の中にある職種とどのように「差別化」して、自身の「強み」を
見出していくかになります。
そういう意味で、自身の強みを見出すために、
自分の歴史を振り返ったり、自身のやりたい事を見出したり、趣味を活かすなど
自分自身を棚卸する時間が必要になります。
意外とこの作業って面白いです。
知らない自分が浮き彫りになる場合もあります。
「探索」という作業
先に述べた、
「世の中にある職種とどのように「差別化」して、自身の「強み」を見出していくか」
これが、現在の仕事内容に接した、新しい領域の仕事を見出せれば、強固な領域の
仕事になると考えます。
いうなれば、ポジショニングになります。
「探索」・・・独自の領域を探す。それは、近しい競合と少し差別化されていれば十分と
考えます。
やりたい事が見つかったら
今後の自分のやりたいことが見つかったら、ノート等に手書きで結構ですので、
動機、いつまでに達成したいのか、どんな場所で、誰と一緒にやりたいのか、等を
まとめていくといいでしょう!
そして、ざっくりと中間ステップの目標を定めてみましょう!
会社以外の仲間と語らう
会社を退職すると、それまでの会社の仲間とは限られたメンバーの
お付き合いになってしまう場合もあります。
今の内から、様々な業種の方と知り合いになっておき、情報交換してことが
大切です。
今まで接していなかった新しい情報をゲットし、それが今後のビジネスに
大きく反映もされます。
まとめ
深化と探索の行動は、サラリーマンにとって大変な作業です。
仕事で疲労困憊で帰宅して、そこから定年に向けての準備をする。
とても大変です。
しかしこれをやるのと、やらないとでは、雲泥の差になります。
今から準備をする。
自分は平凡と思うなら、誰よりも早くから取り組むことをお薦めします。
私も活動中です。
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