なぜ、大の大人が「僕」という一人称を使うのか?
今から、30年以上前のバブル期後半、大学卒業を前に、就職活動を行っていた。
これまでの学生気分で自身の事を、「僕」と言ったり、「俺」と言ったりしていた。
しかし就活での面接では、「自身」のことを「私」というように教えられた。
その頃は、社会人になれば、そうだろうなぁと言うくらいしか考えていなかった私が、
最近、大の大人が「僕」という一人称を使っていることにすごく違和感をもっています。
男の子は「僕」や「俺」と言ったりしていますよね。
女の子は、「私」という言い方をします。そもそも「私」という一人称は、
女の子の一人称で使っています。そういう子供の頃からの慣れしなしんだ使い方が
影響していると思いますが、とはいえ、抵抗感があります。
また昨今、ダイバーシティーのような個性を尊重することを重視する動きもあり、
その人の個性で自身を表現することも少しは影響していると思います。
ビジネスの「場」でも・・・
今、勤務している会社や取引先での他人の会話を聞いてみてください。
多くの場面で「僕」が聞こえてきます。
お前、40過ぎたおっさんだぞ!と突っ込みたくなりますが、
さすがどんなに慣れ親しんだチームのメンバーであっても、
ビジネスの「場」では、違和感が満載です。
学生のサークル、クラブ活動ではあるまいし・・・
ニュース・報道番組のコメンテーターまで・・・
ニュース番組でテレビ局のアナウンサーは、「僕」を使いませんが、
出演しているコメンテーターから頻繁に聞こえてきます。
特にひどいのが、番組名は言えませんが、
日曜日の朝8:00から始まる、「喝!」で有名な番組です。
コメンテーターの年齢が、どう見ても40歳以上で、司会者はどう見ても60歳以上です。
このような人たちまで「僕」という一人称を使い、頻繁に聞こえてきます。
なぜ、大の大人が「僕」という一人称を使うのか?
こういう違和感をずっと抱えていて、ある時気づいたことがありました。
「僕」という一人称を使う人の共通点があることに気づきました。
それは・・・
「元々自己肯定感が高く、自分中心に物事を動かしている人、
そして、これまで苦労してきたが今成功を収めている人」
こんな方に共通点が見られます。
要は、若い時から自身の考えに軸があり、人の意見を要領よく聞きながら、
自己を押し通して育っていったため、いつまでも、自分に自信があるため何も考えずに
「僕」と言っているのでは・・・
と考えています。
これは絶対というわけではありませんが、このような共通点があると仮説立てしています。
やはり社会にでれば、男性でも「私」と表現すべき・・・
どんなに仕事が出来ても、どんなに社会的地位があっても、社会にでれば
男性でも「私」という一人称を使うべきです。
特にビジネスの場は何よりです。クライアント先で、営業マンが「僕」といっていると
この人の事を信用していいのか?と思われてしまいます。
ただ、このように感じるのは、50歳を過ぎたおっさんの私が思う事なのか・・・
若い人は、何も感じないのか・・・世代間ギャップなのか?
色々考えますが、
やはり大人の「マナー」の一つではないかと考えます。
私は理想の自分を手帳に纏めています
このような言葉の使い方まで手帳にまとめています。
50歳以上になり、紳士的に立ち振る舞うには、どのようなしたら良いかを
纏めています。
発言の仕方、立ち振る舞い、衣装、等です。
手帳はセルフマネジメントに適した文房具です。
自身の夢を描くことはもちろん大切な事ですが、それ以外にも
立ち振る舞い方、行動、発言、衛生面、等も細かく書いて、日々注意するように
しています。
何が言いたいかというと、「年相応の立ち振る舞いが大切です」というのが
お伝えしたかったことです。
ということで、素敵な社会にしていくために、まずは自身の発する言葉、
立ち振る舞いから、社会を直していけたら良いと思います。
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