営業課長は売上達成で喜んではいけない。そろそろ部門のPLも見るように!売上総利益(粗利)は全ての源泉。だからその数字に目を配る

mohamed HassanによるPixabayからの画像


 皆さん、こんにちは、エンパワーメントコーチの廣川です。今日お伝えしたい事は、その仕事に意味があるかを考えることです。

会社のお金の動きを見る指標

 会社でも個人事業主でも、事業を行う上で、お金を調達し、投資して、本業で儲けるといったことを繰り返し、利益を出しています。このお金の流れを見ていくうえで大切なものが財務3表になります。いわゆる、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)になります。私も、財務3表を正確に読むことは出来ませんが、損益計算書を見ていると、売上、利益、コストはどの程度かかっているかなど把握できます。特に営業課長は売上から売上原価を引いた「売上総利益」すなわち粗利に着目してください。この粗利は全ての経費の源泉になるので、粗利が低く、販管費が異常に高いと、赤字になってしまいます。まずは、商品ごとにどの程度粗利額があるか確認してみましよう。


売上達成で喜んではいけません!

ある商店で売価5,000円 原価3,000円の靴を販売しています。今月の目標を1,000個!

現状まだ800個しか販売していない。

A案:このバックをあと100個しか売れなかった。目標販売数未達!目標売上額も未達!

B案:別のバック(売価5,000円、原価4,500円)を200個販売。目標販売数達成!売上も達成!


さてこの場合、どちらが本質的な仕事をしているか?

当然ながら、A案です。目標販売数未達、目標売上高未達と一見するとなぜと思うかもしれません。

解説です

A案:5,000円の靴×100個販売=50万円 粗利20万円 

  この月の売上は売上450万円、粗利180万円 

B案:5,000円の靴×200個販売=100万円 粗利10万円

  この月の売上は売上500万円、粗利170万円   

になります。

粗利が多いA案のほうが良いですよね。(人件費などは同一条件とします)


意外とこういうことに気づかない

 日頃、営業課長は、売上金額とその月の目標で判断し、上司に報告するケースがあります。大切なのは、利益の源泉でもある、利益額が確保できているかです。特に社内営業コンペ等があると、どうしても、対象の販売数量に目が向き、値下げしてでも販売するといったことが見られます。やみくもに販売数を伸ばしても、目的を忘れると本末転倒の結果になってしまいます。

・・・と言うことで今日はこの辺で

エンパワーメントコーチ 廣川秀章

手帳を活用し新しい生き方を見つけよう!自分オリジナルを見つけ、生きがいに満ちた人生を見出すための手帳を活用したコーチングを手掛けます。

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